衝撃事件の核心

「お前が代返サボったから留年する」後輩から授業料恐喝 おバカ大学生に検察官が〝法廷説教〟

大学講義の「代返」をめぐる恐喝事件。元学生は「お前がサボったせいで留年する。授業料を払え」と代返アルバイトの後輩を脅し、現金を脅し取っていた
大学講義の「代返」をめぐる恐喝事件。元学生は「お前がサボったせいで留年する。授業料を払え」と代返アルバイトの後輩を脅し、現金を脅し取っていた

 大学生にもなって、どうしてこうも幼稚なのか。単位取得に必要な出席日数を満たすため、自分になり代わって講義出席の返事をしてもらう「代返(だいへん)」。友人に頼んだ経験がある人も少なくないかもしれないが、大阪地裁では7月から、この代返をめぐる恐喝事件の公判が進行中だ。代返バイトをさぼった後輩に腹を立て「お前のせいで留年することになるから授業料を払え」と現金64万3千円を脅し取ったとして、恐喝罪に問われたのは大阪府内の私立大学の元男子学生(21)=退学処分=ら。元学生は、あきれ顔の検察官から「そもそも代返自体が悪いことなのは分かってるよね」と、被告人質問で繰り返し〝説教〟されるありさまだ。しかも、結局留年にはならなかったというお粗末な結末まで付いて…。

1講義千円の代返バイト

 1月15日未明、大阪府東大阪市内の知人宅。当時大学3年だった元学生は、地元の後輩を責めたてていた。

 「お前、大学出席なってねーし。お前のせいで留年するんやから、留年分の授業料払え」

 後輩は以前から、1講義千円のバイト代で「代返」を依頼されていたのだ。元学生に言われるまま、大学に在籍してもいないのにキャンパスに入り込み、出席証明のカードを提出するなどしていた。

 ところが、出席日数が予定より少なかったことが発覚。元学生は後輩が代返をサボったと激高し、留年分の授業料を支払わせようとしていた。

 後輩はサボっていないと釈明し、「金は持ってないです」と断った。そこに割って入ったのが、元学生の友人で、空手で鍛えあげた無職の男(21)。「俺が金作らせたるわ。金払うか半殺しにされるか、どっちかや」とすごんだ。

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