北朝鮮拉致

曽我ひとみさんが語るいまだ帰らぬ母への思い(下) 満たされない心の理由 「たった一人の最愛の母がいないから」

 --日本に帰国されたときに、北朝鮮はお母さんを「日本に帰した」といっていたのに、お母さんが日本にいないことを知って、どう思いましたか

 「一言で、すごく寂しかったですし、辛かったですし、またその半面、まただまされたのかという気持ちでいっぱいでした」

 --北朝鮮は、横田めぐみさんや田口八重子さんをはじめとする多くの日本人拉致被害者が「死亡した」と発表していますが、そのことについてどう思っていますか

 「色々な情報が飛び交っていますけれども、私自身はみんな元気で暮らしていると信じています。そして、みんな元気で日本に帰って来ると信じています」

 --会場に来られている皆さんに何か望むことはありますか

 「今までもこの拉致問題に強く関心を持っていただいて、ここまで来たという気はしていますが、1年前に調査を済ますといったきりで、その後何の返事もありません。向こうで月を見ながら、星を見ながら、日本に一日も早く帰りたいと思っている人たちのことを絶対に忘れないでほしいと思います。そしてもし自分の家族が、自分の知り合いがこんな目に遭ったらという思いをいつも心の片隅でもいいので持ち続けてほしいと思います」

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