【移民ショック】米がシリア難民1万人受け入れへ、テロリスト流入懸念 - 産経ニュース

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移民ショック

米がシリア難民1万人受け入れへ、テロリスト流入懸念

 【ワシントン=青木伸行】オバマ米大統領は10日までに、2016会計年度(15年10月~16年9月)に、少なくとも1万人のシリアからの難民を受け入れるよう政府の関係部署に準備を指示した。アーネスト大統領報道官が同日の記者会見で明らかにした。

 米国の難民受け入れ枠は年間7万人が上限だが、シリア難民はこの約4年間で計1500人。今月末までに新たに受け入れる300人を加えても、計1800人にとどまる。しかし、難民や移民が押し寄せる欧州の状況に伴い、「大幅な規模拡大」(アーネスト氏)に踏み切ることにした。

 オバマ政権の対応はやや出遅れた感があるが、これはテロリストが難民を装って国内に入り込むとの懸念だけでなく、難民の受け入れ拡大が、オバマ大統領が目指す国内の不法移民の合法化問題に影響しかねないとの危惧もあった。

 テロリスト流入への懸念は議会内にもあり、アーネスト氏は「米国と市民の安全確保が最優先だ」と述べ、連邦捜査局(FBI)などが身元を厳しくチェックする方針を強調した。また、受け入れまでには1年から1年半を要するとも説明し、来年度にずれ込むことへの理解を暗に求めた。