避難者なお19万9000人 東日本大震災から4年半

 東日本大震災は11日、発生から4年半を迎える。岩手、宮城、福島の被災3県では、今も多くの人が仮設住宅での不便な生活を強いられ震災の傷跡は癒えないが、海の幸の出荷や新たな住宅地区の完成を祝う式典が予定されるなど、明るい光も見え始めている。

 一方、関東地方に大きな被害をもたらした大雨は北上し、同日予定されていた岩手県警による行方不明者の集中捜索の延期も決まった。

 被災3県の応急仮設住宅への入居者数は8月末で、岩手=1万9189人▽宮城=2万8403人▽福島=2万491人。復興庁によると、民間賃貸住宅や公営住宅、親族らの家に身を寄せた被災者を含めた避難者数は、全国で約19万9000人という。

 11日は、児童と教職員計84人が犠牲になった宮城県石巻市立大川小の下流域の長面地区をはじめ、宮城と福島で県警による集中捜索が行われる。また、宮城県塩釜市の市魚市場では、秋のブランドマグロ「三陸塩竃ひがしもの」の販売開始式が開かれ、仙台市若林区では、一部が防災集団移転先となっている荒井西地区で、まちびらき式典が予定されている。

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