浪速風

軽減税率 面倒くさいのはどっちだ

麻生太郎財務相が軽減税率の導入をめぐり「複数の税率を入れるのは面倒くさい」と言った。この人の場合、失言とめくじらを立てるより苦笑するしかないが、いったん支払った増税分を後で還付するという財務省案には首を傾げる。この方がよほど面倒くさいんじゃありませんか、麻生さん。

▶本紙によると(1)飲食料品の購入額を店員がレジで専用端末に入力(2)買い物客は端末にマイナンバーの個人番号カードをかざす(3)これらの情報を政府の「軽減ポイント蓄積センター」に送る(4)買い物客が申請すれば、本人名義の口座に還付金が振り込まれる-。手続きを想像しただけで面倒くさい。

▶しかも還付には上限を設けるという。「日本型軽減税率制度」と胸を張るが、そもそも税を徴収される側に面倒をかけるとは何事か。消費が冷え込むのも目に見えている。面倒くさくなく景気回復にもつながる妙案をお教えしよう。平成29年4月からの消費税率アップを見送ることだ。