幸せ呼ぶ青い蜂・ルリモンハナバチを舞鶴で初確認 京都

 幸せを呼ぶ青い蜂として知られ、府レッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている「ルリモンハナバチ」を、環境省自然公園指導員の黒田悠三さんらが舞鶴市内で初確認し、証拠標本として採集した。黒田さんは「生態がよくわからない珍しい種が舞鶴市内で見つかったということは、舞鶴がいかに自然に恵まれた場所であるかを示している。多くの市民に関心を持ってもらいたい」と話している。

 黒田さんによると、同じ自然公園指導員で若狭湾生物同好会事務局長の山口裕さんが昨年9月2日、舞鶴市余部下の自転車道脇にあるアキノタムラソウの群生でルリモンハナバチを確認し、写真撮影した。

 山口さんは今年8月12日にも同じ場所で再確認し、黒田さんに連絡。同月21日に、黒田さんが同所で1頭の採集に成功した。採集した個体は、証拠標本として府立大学大学院応用昆虫学研究室の中尾史郎准教授の元に送り、同研究室で保管されている。

 ルリモンハナバチは体長1・3~1・4センチ。瑠璃色の斑紋を持つ美しい蜂で、コシブトハナバチ属などの巣に「労働寄生」することで知られている。府内では1970年代に京都市内で記録されて以来確認例がなかったが、昨年京都市と京丹後市で確認された。

 黒田さんは「ルリモンハナバチはとても美しいハチ。舞鶴のほかの場所でも見つかる可能性があり、気をつけて観察してみてほしい」と話している。情報は黒田さん(電)0773・76・4646へ。

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