浪速風

秋の突風か…橋下大阪市長が都構想の再挑戦を表明

橋下徹大阪市長
橋下徹大阪市長

秋雨前線は夏の猛暑をもたらした太平洋高気圧が南へ退き、大陸から冷たい高気圧が張り出して、ぶつかったところにできる。梅雨のような長雨が特徴だが、地上と上空の温度差で強い上昇気流となり、竜巻の発生は9月が最も多い。週末から週初めにかけて、各地で突風の被害が相次いだ。

▶これも秋の突風だろうか。維新の党を離党した橋下徹大阪市長が、5月の住民投票で否決された大阪都構想の再挑戦を表明した。その影響力からして、一瞬の竜巻ではなく台風並みに発達するかもしれない。11月に行われる府知事・大阪市長のダブル選挙がにわかに風雲急を告げてきた。

▶住民投票はまれに見る大接戦だったから、なお都構想への支持はあるだろう。が、敗北を認めていさぎよく政界引退を口にしたのではなかったか。仮にダブル選で維新が勝っても、議会の承認を得て再び住民投票に持ち込むのは道が遠い。二重行政の解消が目的なら、できることからやってほしい。