上海株暴落が中国人セレブ直撃 長者番付1位は1.5兆円の損失

 また、米経済通信社ブルームバーグが算出している億万長者指数によると、8月24日の暴落だけで、王氏は損失全体の3分の1に当たる36億ドルを失ったという。

 四川省生まれで人民解放軍出身の王氏は、1993年にワンダのCEO(最高経営責任者)に就任。不動産投資と欧米の優良企業の買収で資産を増やした。推定資産は426億ドルに上り、今年の中国の長者番付「胡潤百富」で1位となった。中国だけでなくアジア全体でも最大の大富豪といわれているが、3割もの資産を失い、番付を下げるのは必至だ。

 さらにブルームバークが算出している億万長者指数によると、アリババ・グループのジャック・マー会長も24日だけで、5億5000万ドルの資産を失った。

■「成長率幻想捨てる」

 マー会長の巻き添えを食う形になったのが、米国の著名投資家になぞらえ中国の女ウォーレン・バフェットの異名を持つ人気女優のチャオさんだ。中国国営の新華社通信などによると、7月上旬時点で保有株の価値が40億元(約756億円)も目減りしたという。チャオさんは昨年12月にアリババ傘下の映画会社アリババ・ピクチャーズ・グループに投資するなどマー会長と盟友関係にある。この株は、今年4月に2倍に跳ね上がったが、6月以降は急落。現時点の損失はさらに拡大しているとみられる。

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