維新分裂

橋下新党「大阪都」「首相公選」掲げる 綱領たたき台判明、統治機構改革を訴え

【維新分裂】橋下新党「大阪都」「首相公選」掲げる 綱領たたき台判明、統治機構改革を訴え
【維新分裂】橋下新党「大阪都」「首相公選」掲げる 綱領たたき台判明、統治機構改革を訴え
その他の写真を見る (1/2枚)

 維新の党を離党した橋下徹大阪市長が10月の結成を目指す国政新党の綱領のたたき台が5日、判明した。新党を「中央集権型政党とは本質的に異なる地方分権型政党」と位置付け「首相公選制、一院制、大阪都構想をはじめとする統治機構改革を実現する」などと訴えている。

 新党には、分裂状態にある維新の党の国会議員51人(衆院40人、参院11人)のうち、馬場伸幸国対委員長ら大阪選出の国会議員のほか、片山虎之助総務会長ら20人超が参加するとみられる。そうした議員を中心にさらに調整を進め、新党発足までに綱領をまとめる。

 たたき台の冒頭、「国家を再生させるためには首都圏一極集中から多極分散型構造への移行、地方の再生が不可欠」とし、「国の形を変えることを目的に設立する」と打ち出した。

 そして、国政に地方の声を反映させるために「地方議員と首長も国会議員と一緒に国政に参画する」と明記。具体的には「国会での質問には地方議員や首長が起草した内容が含まれる」と盛り込んだ。

会員限定記事会員サービス詳細