産経女子特区

リケジョ(下)その呼び方…性差別を助長する?

「リケジョの星」については…?

 「リケジョの星」とされ、実験室での割烹着(かっぽうぎ)割烹着やブランド服といった外見がクローズアップされた理化学研究所元研究員の小保方晴子氏の取り上げられ方については「関係ない」「違和感を覚えた」から「目新しいマスコット扱いだった」…。「割烹着は白衣より薬品が付着する危険が高いのでは」という冷静な意見もあった。「研究で頑張ってもメディアに性差別されるのかと絶望した」「マスコミが男社会だから」と報道姿勢を厳しく批判する声が寄せられた。

 ノーベル賞を受賞した英科学者が今年6月、国際会議で「女性がいると恋愛トラブルがおき、批判すると泣き出す」として研究室を男女別にすべきだと主張、名誉教授職を辞任したことについては、「男の本心」「残念」と回答する一方、「こういう発言が問題視されるのは喜ばしい。所帯が小さい所では非難されることもない」と処分を歓迎。林学専門の大学院生(27)は「事実だというのであれば、研究室の中で(男女別)の分室を作り検証すればよい話だ」と科学的に反論した。

企業の変化起こす原動力

 企業の現場はどうなっているのか。東芝・研究開発センター・エコテクノロジー推進担当グループ長、福島理恵子さん(44)に聞いた。

  「文系は女子、理系は男子という流れに反発したくて理系の道を選びました」

 東北大理学部化学科に進学、修士課程へ。誰かの役に立つ物を生み出すことを目的にした方が頑張れると就職活動を開始したが、時代は就職氷河期。志望した化学メーカーから「女性は面接しない」と言われ、「世の中から必要とされていないのではないのか」と暗い気持ちで町を歩いたこともあったという。

会員限定記事会員サービス詳細