抗日70年行事

「日本の戦犯を食べよう」 上海に「戦犯アイス」が登場、東条英機の顔を3Dで刻印

上海の食品大手が展開するチェーン店「愛茜茜里(アイシーズン)」が一定額以上の商品を購入した顧客に進呈するという東条英機の顔を3Dプリンターで刻んだ棒付きアイスの店内PR看板。9月3日の「抗日戦争勝利70周年記念日」に合わせて行ったキャンペーンで東条英機を「戦犯トップ」と位置づけ、「9月3日にみんなで日本の戦犯を食べよう」と呼びかけている。この看板には50元(約950円)以上買った顧客に1本を進呈するとある。30元以上で1本くれる別の店舗もあった(上海支局撮影)
上海の食品大手が展開するチェーン店「愛茜茜里(アイシーズン)」が一定額以上の商品を購入した顧客に進呈するという東条英機の顔を3Dプリンターで刻んだ棒付きアイスの店内PR看板。9月3日の「抗日戦争勝利70周年記念日」に合わせて行ったキャンペーンで東条英機を「戦犯トップ」と位置づけ、「9月3日にみんなで日本の戦犯を食べよう」と呼びかけている。この看板には50元(約950円)以上買った顧客に1本を進呈するとある。30元以上で1本くれる別の店舗もあった(上海支局撮影)

 【上海=河崎真澄】中国の国有食品大手、光明食品が展開するアイスクリームチェーン「愛茜茜里(アイシーズン)」に、東条英機元首相の顔を3Dプリンターで彫った棒付きアイスが登場した。

 3日の「抗日戦争勝利70周年記念日」に便乗したキャンペーンで、「みんなで日本の戦犯を食べよう」などとPR。上海市内の店舗では50元(約950円)以上の商品を購入した客に1本プレゼントしていたが、インターネット上では、「食欲をなくす」といった声も聞かれた。

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