【橋下市長公開書簡】全文和訳(4) 不確かな一方的主張を歴史的事実と信じてしまうことが残念(1/3ページ) - 産経ニュース

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橋下市長公開書簡

全文和訳(4) 不確かな一方的主張を歴史的事実と信じてしまうことが残念

 〈日本に法的責任があると言うなら、世界各国も同様のはず〉

 逆に、日本の「慰安婦」に対する責任問題が、条約や二国間取り決めで全て解決済みとは言い切れない、日本の慰安婦問題をジェノサイドや人道に対する罪のように言うのであれば、世界各国も同罪であることを国際社会は主張しなければなりません。

 戦場において、日本だけでなく世界各国の軍によって、女性が性の対象とされてきたこともまた、厳然たる歴史的事実です。軍の関与があったかどうかがよく議論の俎上に上りますが、どのような形態であれ、性の対象として女性を利用する行為そのものが女性の尊厳を蹂躙する行為なのです。

 重ねて申し上げますが、世界各国には、戦場の性の問題について、過去に日本という他国が起こした特異事例としてではなく、自らの問題であるとして過去を直視してもらいたいのです。そうでなければ、今なお続く兵士による女性の尊厳の蹂躙は根絶できません。

 〈貴市議会の決議案に関する懸念とグレンデール市の慰安婦像、碑文の問題点〉

 今回の決議案に関して懸念するのは、旧日本軍の行為の「特異性」という誤った事実認識に基づいて、碑文に間違った事実が刻まれるのではないかということです。