大阪会議幻の議案 水道事業や大学統合、港湾管理の一元化… 審議されぬまま流会(1/2ページ) - 産経ニュース

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大阪会議幻の議案 水道事業や大学統合、港湾管理の一元化… 審議されぬまま流会

 ポスト「大阪都構想」の枠組みとみなされながら、実質審議に入れず頓挫した大阪府と大阪市、堺市の「大阪戦略調整会議(大阪会議)」。その第2回会議前に、堺市の竹山修身市長が議案を提出していたことが2日、分かった。提案は、自民党と共産党、竹山氏自身の欠席で会議が流会したため幻の議案となったが、橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)が断念し、都構想へ傾倒する契機となった水道事業の統合も含まれていた。

 「大阪戦略調整会議の議題について」。竹山氏の提案書(7ページ)の表紙には、自身らの欠席で流会した第2回会合の8月13日の日付が記されている。4項目は▽大阪市水道の大阪広域水道企業団への統合▽大阪観光局と府内市町村との連携強化など。

 中でも「府域一水道」を目指す水道統合は、自治体間では合意したが、大阪市議会での維新以外の反対を受け、橋下氏が平成25年に断念し、都構想の必要性を一層強く訴えるようになった因縁の事業だ。

 平成21年まで府職員として橋下氏の下で調整に携わった竹山氏にとっても思い入れの深い事業で、現在は大阪市を除く府域42市町村で運営する水道企業団の長として、かつての橋下氏の主張そのままに「二重行政解消の一丁目・一番地」に位置づけている。

 松井一郎府知事(維新幹事長)と橋下氏の提案書は7月24日の第1回会合で配布されたが、こちらも審議入りできていない。2人の議案は二重行政の解消に関する▽府立大と市立大の統合▽港湾管理の一元化▽研究所の統合(2件)▽病院の経営統合-の5項目が共通で、橋下氏は単独で鉄道や高速道路の「整備の優先順位付け」などを加えた。