「外し」「既読スルー」…深刻な〝LINEいじめ〟の実態

 「空気が読めないメッセージを送った友達を外したことがある」

 兵庫県宝塚市の中学3年の男子生徒(14)は取材に対し、「悪ふざけ」という感覚で、友達をグループから排除する「ライン外し」をした経験があると打ち明けた。

 ラインは知人でグループを作り、文字やスタンプで会話を楽しむ。仲間意識が強まるが、それだけに閉め出された疎外感は大きい。中高生の間では、ふとした発言をきっかけに、グループから相手を強制的に退会させたり、特定の人を外したグループを作ったりするライン外しが行われがちだという。

 「既読スルー」という現象も問題視されている。ラインでは、自分が投稿したメッセージを相手が読むと、画面に「既読」と表示される。メッセージを見たかどうかが投稿主にも一目でわかるが、見たにもかかわらずメッセージが返ってこないと、気分が悪いというわけだ。同級生の男子生徒(14)は「既読スルーをされると不安になる」といい、「『なぜ返さないのか』とけんかの原因になることもある」と話す。