「いじめの早期発見の義務を怠った」 奈良・橿原市立中1女子生徒の自殺 遺族が市などを提訴

 奈良県橿原市で平成25年3月、市立中学1年の女子生徒=当時(13)=が自殺したのは、いじめが原因だったとして、遺族が1日、同市や、同級生4人とその親権者を相手取り、計約9700万円の損害賠償を求める訴訟を奈良地裁に起こした。

 訴状によると、女子生徒は24年度の2学期ごろから、同級生グループからの仲間はずれや無料通信アプリ「LINE(ライン)」上での嫌がらせなどを受け、25年3月28日朝、自宅近くのマンションから飛び降り、死亡した。女子生徒は「死にたい」などと発言していたが、学校側はいじめの早期発見に努める義務を怠ったなどとしている。

 この問題をめぐっては、同市教委の第三者調査委が今年4月、友人からの仲間はずれなどの「心理的ないじめ」や、家族への不満などが生徒の自殺の要因とする報告書をまとめている。