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《会見は予定時間をオーバーして続いている。対応している大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は疲れた様子を見せない》
--(エンブレムをデザインした)アートディレクターの佐野研二郎氏(43)との午前中の話し合いは、どういうものだったのか
武藤氏「結論は、佐野氏が自ら『取り下げる』とおっしゃった。なぜ取り下げるのかということについて、模倣だから取り下げるのではなく、世論のサポートを得られないから。そして、(組織委と審査委員会を含めた)三者で取り下げるという結論になった。最初に取り下げると言ったのは佐野氏」
《エンブレムの今後の見通しについても質問は及んだ。武藤氏は少し困惑の表情を浮かべた》
--新しいエンブレムはいつ決まるのか
武藤氏「できるだけ早く作りたい。それが何月かは分からない。決めた後、検索にかけるので時間が必要。現時点では、いつまでにと申し上げることはできない。その間、エンブレムがないことに対しては私も懸念を持っているが、これだけの批判があるものを続けていいことがあるのか、両方考えてやむを得ないと。われわれとしては当面、招致のときの(桜をかたどった)エンブレムを使うことは十分可能だと思っている」
--パラリンピックのエンブレムも撤回するのか。エンブレムの使用中止は過去にもあったか