阿比留「なるほどね。さてそこでですね、(平成3年)8月19日にですね…」
「当時の報道を踏まえた上で歴史戦をやってほしい」
植村「あー、その前に、ちょっともう、ついでに言っておくわ。それでね、本人(金学順さん)も、記者会見で挺身隊だったとかいろいろ言っているんだ。それは、当時の新聞記事を見るとよく分かる。ついでに、(北海道新聞の過去記事を示して)北海道の新聞なんてあまり見ることないと思うんだけど。やっぱり僕のテープのところでは定かじゃないんだけど、北海道新聞の記者が直接取材したときは、本人がそういうふうに言っていたみたいだね。言っていたと北海道新聞は書いているんだよ。
だから、阿比留さん、もう何回も言うように、僕を標的にしていじめるのはまあ、しようがないけれども、しかし、当時の時代状況を見て、自分のところの新聞、読売新聞、北海道新聞を見ればどういうことか、僕は責任転嫁しているわけじゃないんだよ。阿比留さんみたいな影響力のある人が、強制連行みたいに書いたということで、ばんばんばんばん盛り上がるわけだけど、じゃあ当時の報道はどうですかというのを冷静に踏まえた上で、歴史戦をやってほしいんだ」
阿比留「ええ、自社もそうですし、私も読売新聞の事例も書いたことありますしね」
植村「だからそういうふうにやってほしい。つまり、植村をやるのはいいけれども、その当時の時代状況がどうだったのかというのを、原川さん、だってそういうことでしょ? やっぱり、ジャーナリストとして。違います?」