スクリーン雑記帖・予告編つき

多部未華子が濃厚キス、背中ヌード…『ピース オブ ケイク』で新境地見せるも「何とも思わない」

 多部の受け答えはいつもクールだ。彼女に初めて会ったのは10年前。映画「夜のピクニック」の茨城ロケだった。その後、05年のブルーリボン賞新人賞受賞、09年の「君に届け」の公開時にも取材している。高校生のときから知っているので今回の大胆な演技に感無量だ。飄々としたところは変わっていない。それが彼女の味なのだ。「君に届け」の取材時は、前年にNHK連続テレビ小説「つばさ」のヒロインを務めたこともあり、「コメディエンヌに思われているのがすごく嫌」と言ったのを覚えている。そのことを話すと「今も思われていますよ。コメディエンヌになるつもりもないですし」。

 今回の作品に出て演技に幅が出たと思うのだが、「別に私が望んでいたわけでもないし、ただ(こういう役が)こなかっただけ。この映画でこういうこともするんだと思う人が多いとは思います。この役だから違う面が見せられるという意気込みは特にない」と相変わらず淡々としている。

 「『どう思われようがいいや』と割り切れたときがあったんです。そのときから自分が変わったのかもしれない」

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