民主党の枝野幸男幹事長は31日、安全保障関連法案に反対する市民団体が8月30日に開いた国会周辺の集会について、「12万人規模の大きな集会が行われた。国民の法案への批判、不安が大きなうねりになっていることを改めて痛感させられる事態だった」と称賛した。記者団の質問に答えた。
さらに「こうした国民のうねり、期待を受け、何とか法案の成立を阻止して、立憲主義と民主主義を守るために総力を挙げたいと改めて決意している」と語った。
集会への参加者数に関し、主催者の「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」は12万人と発表したが、警察当局は約3万3千人と発表した。枝野氏は、国会周辺だけでなく、近隣の日比谷公園などに人があふれ、参加者も入れ替わっていたとし、「『3万人』は、かなりまゆにつばをつけなければならない数字だ。こうしたもの(警察発表の数字)をたれ流しにせず、全体を把握して報道していただきたい」と報道陣に注文を付けた。