「つけやき」盛況 新ご当地新グルメPR 安芸太田

 新たなご当地グルメにと売り出し中の「漬物焼きそば」(つけやき)を多くの人たちに味わってもらおうと、安芸太田町で29日、提供している飲食店ごとの味を食べ比べるイベントが開かれた。8月最後の週末とあって、高原に涼を求める観光客ら約千人が来場。加熱されてうま味が増した漬物が入った焼きそばの味を堪能した。

 つけやきは、町内の豪雪地域で漬物を焼いて食べる風習があることに目をつけた町観光協会の職員らが開発。オリジナルの観光協会バージョンは平成24年に完成し、普及活動を続けた結果、昨年までに町内の6店で、それぞれ具にする漬物や味付けを独自に工夫したつけやきがメニューに加わるまでになった。

 この日のイベントは、認知度をさらに高めようと、「つけやき宇宙一決定戦」と名づけて、中国自動車道戸河内インターチェンジ近くにある道の駅「来夢とごうち」の駐車場で開催。6店に加えて、今年から総菜売り場でつけやきを販売しているスーパーマーケット「フレスタ」と、開発者の観光協会も参戦した。

 参加者は、600円で8種類を6分の1人前ずつ食べられるチケットを購入。8店が出展したテントをめぐって、「広島菜漬けを使ったソース味」や「かぶ菜古漬けの塩味」など自慢の組み合わせを食べ比べ、好みの味に投票していた。

 表彰式などに出席するため駆けつけた県漬物製造業協同組合の山本千曲理事長は「漬物の消費が減りつつある中で、こういった新しい食べ方を提案してもらえるのは、製造者にとっても励みになる。普及に協力していきたい」と話した。