主張

防災週間 地域連携を深める機会に

 8月最後の日曜日、地域の防災訓練に出かける人も多いだろう。きょうから9月5日までは防災週間である。

 関東大震災(大正12年)が起きた1日の「防災の日」を中心に、期間中は全国で防災訓練や関連行事が実施される。

 地震、津波、火山噴火、台風、豪雨などの大規模災害は日本列島のどこでも起こり得る。防災訓練などの場で自分の地域にどんな災害の可能性があるかを学び、自治体と住民の役割を確かめる必要がある。

 命を守るため、災害への備えと心構えを新たにしたい。

 日本列島は東日本大震災後、地震・火山が活発化している。地球温暖化の影響で、気象災害も強大化する傾向にある。

 今夏も台風の上陸、接近が相次ぎ、記録的な暴風雨に襲われた地域もあった。また、鹿児島県の桜島、口永良部島(新岳)、神奈川県の箱根山などで噴火が続き、口永良部島の住民は今も避難生活を送っている。

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