橋下氏、10月に新党結成 政界復帰含み、維新大阪系12人中心

 橋下氏は「大阪を東京に並ぶエンジンにするために、(他の国政政党と)交渉ができる政治グループを大阪に作りたい」と強調した。さらに「北は北海道から南は九州まで、大阪維新の政治や哲学を実現させる国会議員にどんどん誕生してもらう」と述べ、来年夏の参院選や次期衆院選では、新党として全国各地に候補を擁立する考えを示した。

 大阪府知事、大阪市長のダブル選(11月22日投開票)では、5月の住民投票で否決された大阪都構想を修正した上で公約に掲げ、実現を目指すと表明した。

 維新の国会議員は51人。大阪系の12人のほか、民主党や旧結いの党出身以外の「中間派」議員十数人の中にも新党参加を望む声があり、今後離党に向けた動きが活発化するとみられる。

 橋下氏は27日に松井氏とともに維新を離党し「党を割らない」としていたが、28日夜の大阪維新の全体会議で新党結成に言及していた。

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