県立図書館は平成26年度の来館者数と個人貸し出し冊数が、ともに全国の都道府県立図書館で1位になったと発表した。いずれも10年連続のトップで、来館者は全国平均の約3倍、個人貸し出し冊数は約4倍という。同館は「これからも1位を目指したい」と話していた。
日本図書館協会(東京都)が20日に発行した「図書館雑誌」に掲載された調査結果で分かった。
入館者は前年度から2633人(約0・3%)減って104万8799人で、2位の山梨県立図書館を14万2998人上回った。
個人貸し出し冊数は1万2161冊(約0・9%)増えて144万900冊で、2位の大阪府立図書館より54万2889冊多かった。このほか、購入冊数も全国トップの4万6252冊で、2位の東京都立図書館(4万1688冊)を4564冊上回り、5年連続で全国1位になった。
資料費は1億7548万1000円で東京都立図書館に次いで2位▽蔵書数は126万2905冊で7位▽図書館の利用者登録者数は22万6616人で3位-に入った。
来館者数と個人貸し出し冊数の全国1位について、県立図書館は「積極的に新刊を買って、豊富な資料を整備してきた。その中でも児童書は、その年に出たすべての新刊を買った。小さな子供から大人まで幅広く利用してもらっているからでは」と分析していた。