東京五輪へ 夢膨らむ女性拳士(1) 清水希容さん(関大空手道部所属)(1/2ページ) - 産経ニュース

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東京五輪へ 夢膨らむ女性拳士(1) 清水希容さん(関大空手道部所属)

伝統が残る「形」の中で、スピードや力強さを表現するのが魅力という清水希容さん=大阪府吹田市(門井聡撮影)
伝統が残る「形」の中で、スピードや力強さを表現するのが魅力という清水希容さん=大阪府吹田市(門井聡撮影)
決まった形で伝統を崩さず自分出す

 2020年東京五輪の追加種目の候補に挙がっているのが日本の伝統色あふれる空手だ。昨年11月の世界選手権では大阪出身で関大空手道部所属の清水希容選手(21)が女子の「形」で金メダルを獲得。東京五輪での競技採用を心待ちにしている清水選手に、空手道の魅力や五輪への思いを聞いた。(聞き手 丸山和郎)

                  ◇  

 --空手には1対1で対戦する「組手」と、1人で演武して審判が採点する「形」の2種目があります

 清水 そうですね。私は小さいころからずっと形をやってきました。

 --誰かと対戦する方が面白くないですか

 清水 観戦するのは好きなんですけど、実際にやるってなったら、私自身は怖くてちょっとできないです。ただ、組手もすごく魅力的だなと思っていて、大技を見るのはすごく迫力があって面白いですよ。

 --「形」の良さとは

 清水 形には伝統が今も残っていて、決められた形の中でスピードや力強さ、滑らかさを表現し、個性を出せるのが良さじゃないかなと思います。フィギュアスケートに似ているかもしれません。

 --フィギュアはジャンプの難易度やステップの表現力で得点を競います。空手の場合は

 清水 空手には四大流派があって、流派の特徴をどうとらえているかが大事です。私は糸東流なんですけど、糸東流の場合は速さや技の切れが特徴です。他の流派だったら、例えば粘りだったり力強さをうまく表現できているか、というのが勝敗の基準になります。

 --同じ採点競技である体操だとオリジナルの技を生み出して、新技には選手個人の名前がついたりしますよね。空手ではオリジナルは出せないんですか

 清水 それはまったくないです。オリジナルがない分、決まった形でどれだけ自分を出せるか。自分を出しすぎると伝統を崩してしまうので、それを崩さずに自分の良さを出すのが特徴だと思います。