イスラム国

世界遺産パルミラ遺跡を爆破 「最悪の事態」現実に 考古学者も首はねられ遺体吊された

 【ニューデリー=岩田智雄】シリア中部パルミラの古代遺跡にある世界遺産のバール・シャミン神殿が、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」によって爆破されたことが24日明らかになった。ロイター通信などがシリアの文化財当局責任者、マムーン・アブドルカリム氏の話として伝えた。今年5月のイスラム国によるパルミラ制圧後、懸念されていた最悪の事態が現実となり、国際社会の反発が高まるのは必至だ。

 現地の活動家がAP通信に明らかにしたところでは、爆弾によって神殿は地面に崩れ落ちた。爆破時期は23日とも、1カ月前とも報道されている。インターネット上で破壊映像は見つかっていない。

 パルミラは首都ダマスカスの北東200キロ余りにある。紀元前1~紀元3世紀にシルクロードの隊商都市として栄えた。