兵庫・加東市観光協会など「加東四国八十八カ所霊場」の巡拝帳とスタンプ作成

9月から販売される加東四国八十八カ所霊場の巡拝帳=加東市
9月から販売される加東四国八十八カ所霊場の巡拝帳=加東市

 四国八十八カ所霊場をまねて大正から戦前の昭和にかけて旧加東郡(現在の小野市と加東市)に設けられていた「加東四国八十八カ所霊場」を巡る平成のバスツアーが今秋からスタートするのに伴い、加東市観光協会と同市観光ボランティアの会は、巡拝の証となる巡拝帳と御朱印の代わりとなるスタンプを作成した。

 大正7年に旧加東郡の寺院関係者が、四国の霊場を手本に郡内の88の寺院と仏堂を加東四国八十八カ所霊場に指定。旧暦の3月15日から12日間を参詣日に定め、巡拝が行われるようになったが、戦時中に巡礼は下火になり、戦後はすたれてしまった。

 協会は文化資源を生かした地域活性化を進めようと、霊場巡りの復活を企画。平成30年に霊場の指定100周年となるのを機に、88カ所すべてを巡るバスツアーを企画した。

 バスツアーは第1弾が11月10~12日で、加東市の東条川近くの寺院、仏堂を回り、その後、3~5回かけて満願を目指す。

 巡拝帳はA5判のポケットサイズ。寺院や仏堂の名称や場所が記載されており、協会などが余白に弘法大師がデザインされたスタンプを押す。

 協会などで9月から2千円で販売され、購入者は、バスツアーの交通費が無料になる。個人での巡拝希望者は巡拝帳を購入のうえ、協会に申告すればスタンプを押してもらえる。

 バスツアーの企画・運営にかかわるボランティアの会の関係者は「巡拝に向けて地域の仏堂が手入れされるなど地元の協力も得られている」と話す。

 問い合わせは加東市観光協会(電)0795・48・0995。