衝撃事件の核心

路線バスのタイヤが突然破裂、乗客パニック…「手榴弾並み」の風圧に恐怖、原因特定できず 

 同協会によると、同様の空気充填中のバースト事故は、過去5年間に全国で少なくとも5件発生し、3人が死亡している。ある運送会社の関係者は「大型車のタイヤになると非常に高圧で、破裂すると風圧も強烈。手榴(しゅりゅう)弾に匹敵するほどだ」とその恐ろしさを指摘する。

 空気充填中の事故の場合、タイヤの傷を受けた部分が高圧の空気を充填した際に耐えきれず破裂するケースもあるというが、昨年のトラックも今回のバスの事故もはっきりした原因は特定できていない。

 事故のあったバス車両を管理する近江鉄道大津営業所の堀口潔所長は「法令よりも厳しく点検・整備を重ねてきたつもりだったが、それでも事故は起こってしまった。その点を重く受け止めている」と話す。

 同社は7月中に、所有する路線バス全216台の前輪タイヤを全て新調。さらに後輪タイヤについても順次、交換していく予定で、「警察の捜査に全面協力し、再発防止に結びつけたい」としている。