衝撃事件の核心

路線バスのタイヤが突然破裂、乗客パニック…「手榴弾並み」の風圧に恐怖、原因特定できず 

原因は「分からない…」

 近江鉄道は「3人のけが人を出すという社会的に影響のある事故を起こし、申し訳ない」とし、けがをした乗客にも謝罪した。一方、「整備・点検方法に不備はなかった。タイヤがバーストした原因は今のところ分からない」と説明している。

 同社によると、事業用バスは道路運送車両法で年1回の車検が義務付けられ、今回事故のあったバスは昨年7月26日に車検を受け、間もなく今年の車検の予定だった。

 同法は事業者による3カ月に1回の定期点検も定めているが、同社は規定をより厳しくし、月1回の定期点検を実施。国家資格を持つ整備士がタイヤの空気圧や溝の深さ、タイヤ表面上の傷の有無などをチェックしている。

 事故直近に当たる6月22日の定期点検では、今回破裂したタイヤに問題は見当たらなかったという。7月2日にはタイヤメーカーによる年1回の定期点検も行われ、バーストしたタイヤの空気圧やタイヤの溝の数値は、国交省が定める輸送車両の保安基準をクリアしていた。

 さらに事故当日の運行前点検でも、運転手がタイヤに異常のないことを確認していた。

タイヤの内部に異常?

 大津署交通2課によると、バーストしたタイヤには異物を踏んだような痕跡はなく、表面に亀裂など目立った損傷も見当たらなかった。