夏・高校野球100年

恩師・原貢氏に捧げる「男泣きのV」 東海大相模・門馬敬治監督

【夏・高校野球100年】恩師・原貢氏に捧げる「男泣きのV」 東海大相模・門馬敬治監督
【夏・高校野球100年】恩師・原貢氏に捧げる「男泣きのV」 東海大相模・門馬敬治監督
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 45年ぶりに取り戻した深紅の優勝旗。東海大相模の門馬敬治監督は胴上げされた後、「焦らず、粘り強く戦ってくれた。ありがとうの一言です」と選手たちをたたえた。恩師は昭和45年夏に東海大相模を初の日本一に導き、昨年5月に死去した原貢氏。「今日はオヤジさんが一緒に戦ってくれた。やっと優勝旗を見せに行ける」。人目をはばからずに男泣きした。

 ライバルだった神奈川の名将を追い越し、恩師にまた一歩近付く夏になった。神奈川大会の決勝で、今夏限りで勇退した渡辺元智(もとのり)前監督率いる横浜を9-0で破った。平成11年に母校の監督に就任して以来、「打倒横浜」を目標に掲げてきた。春夏合わせて5度の全国制覇を達成した大先輩からは「神奈川代表として全国で頑張ってこい」と送り出された。その言葉に、今後も激戦区の神奈川を牽引(けんいん)すべきチームとしての重みを感じた。

 読売ジャイアンツ・原辰徳監督の父親でもある原貢氏には、東海大の選手時代に指導を仰ぎ、運転手を務めるなどして長年師事した。原氏が「攻撃は最大の防御」と説いた積極性と機動力を押し出す戦術、社会人としても通じるような人間教育…。数え切れないことを教わった。