関西の議論

関西人未知の「コロッケそば」実は大阪がルーツ? 創業半世紀の老舗がJR大阪駅前にあった!!

 「オープンした当時の1号店のメニューも残っていない。問い合わせはあるものの、確たる証拠がない」という。ただ、50代という担当者は「小学生のころ、箱根そばで、コロッケそばを食べた記憶はある。また昭和60年の入社当時すでにあった。かなり古いメニューであると思う」と、自身の経験をふまえて話してくれた。

 箱根そばのコロッケはカレー味。首都圏の立ち食いそば店などでは、普通のコロッケを使う店も多い。くしくも、麺処潮屋梅田店と同じだが、担当者は「どういう経緯でカレーコロッケにしたのか、資料も残っておらず、知る人もいない。大阪と関係があるかどうかわからない」という。

 コロッケとそば。意外に思えるこの取り合わせの魅力は何か。担当者は「食べていくうちコロッケが細かくなり、少しずつつゆに沈み、それをつゆと一緒に飲むとまた違った味わいを楽しめる」と醍醐味(だいごみ)を語り、「コロッケそばは、箱根そばのメーンアイテムの一つ。根強いファンがいる」と強調した。

■大学の学食が起源?

 コロッケそばの起源について、B級グルメに詳しいフードライターの小野員裕(かずひろ)さん(55)は「三十数年前、大学の学生食堂で、コロッケ定食とそばを注文し、そのコロッケをそばに乗せた食べ方が広がっていった可能性がある。それと同時に立ち食いそば店でも一般化していったのではないか」と推測。麺処潮屋梅田店のコロッケそばについては昭和44年から出していたことに驚き、「ひょっとしたら大阪が一番古いのかもしれない」と持論を語った。

 一方、関西ではなく、首都圏で一般化したことについては「コロッケは濃いめのだしが合い、大阪の薄いだしには合わない。それが関係しているのではないか」と指摘した。

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