高校ダンス部選手権

準V百合丘「笑顔で前向けた」 大和西「優秀賞」

 横浜市西区のパシフィコ横浜で17日開かれた「第8回日本高校ダンス部選手権(スーパーカップダンススタジアム)」全国大会のスモールクラスは、県内から4校が出場。県立百合丘高が2年連続の準優勝、県立大和西高が優秀賞に輝いた。

 「今年こそ優勝」を誓った百合丘高は、女子生徒8人が「くじゃく」をテーマに躍動感あふれる演技を展開。女性らしい動きも取り入れて観客を魅了したが、一歩届かなかった。

 リーダーの3年、高地千絵里さん(17)は「優勝しか見ていなかったから信じられない」。今月上旬には長野県で3泊4日の合宿を行い、本番直前まで衣装や振り付けを改良してきただけに悔しさを隠しきれなかった。それでも、「昨年は表彰式でずっと下を向いてしまったけど、今日は笑顔で前を向けた。来年こそ優勝を」と後輩に悲願を託した。同校はBior?応援団賞も受賞した。

 初出場で入賞という快挙を成し遂げた大和西高は男子だけでチームを編成。笑いの要素も取り入れた独創的な振り付けで観客を沸かせた。リーダーの3年、松原直輝さん(17)は「優勝を目指していたのでうれしさと悔しさ半々の複雑な気持ち。でも創部2年でここまでこられて誇りに思う」と笑顔を見せた。

 県立川崎北高は男女7人の混成チームでヒップホップダンスを披露。桐光学園も「パッション」をテーマに、時折声を出しながら息の合った演技を見せた。

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