究極の原発話

再稼働長期化の責任はどこに 民主党政権下の法の曖昧さに起因

【究極の原発話】再稼働長期化の責任はどこに 民主党政権下の法の曖昧さに起因
【究極の原発話】再稼働長期化の責任はどこに 民主党政権下の法の曖昧さに起因
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 原発がついに再稼働を果たした。東京電力福島第1原発事故から約4年半、九州電力川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)が原発の新規制基準の下で初めての稼働となった。凄惨(せいさん)な事故を経験した日本が原発回帰するまでに、「4年半」という期間は長いのか、短いのか。事故を教訓に平成24年9月に発足した原子力規制委員会はこの間、何をしてきたのだろうか。発足当初から3年近く、規制委の仕事ぶりを密着取材する中で、原発とどう向き合ったらよいか、「安全」とは何なのか、考え続けた。(天野健作)

原発の審査は効率的か

 原発の新規制基準に基づいて川内原発が審査に合格したのは26年9月10日。25年7月8日に申請してから約1年2カ月近く経過した。全ての審査が終わったのは、26年5月27日、使用前検査を経て最終的に再稼働を果たすまでに、2年1カ月もかかってしまった。

 田中委員長は審査が始まる前、「少なくとも半年はかかる」との認識を示していたが、明らかに誤算だった。

 なぜ審査がここまでかかってしまったのか。現在、計15原発25基が審査を申請済みだが、合格しているのは川内のほか、高浜3、4号機(福井県)と四国電力伊方3号機(愛媛県)しかない。

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