開発ヒストリー

「縮尺144分の1」のリアリティー 累計販売4億4500万個の大ヒット バンダイ「ガンプラ」

【開発ヒストリー】「縮尺144分の1」のリアリティー 累計販売4億4500万個の大ヒット バンダイ「ガンプラ」
【開発ヒストリー】「縮尺144分の1」のリアリティー 累計販売4億4500万個の大ヒット バンダイ「ガンプラ」
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 バンダイがアニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル(ガンプラ)を発売して今年で35周年。子供から大人まで幅広いガンダムファンをとりこにしたガンプラシリーズは、今年3月末までに累計約4億4500万個を販売。これまでの常識を覆すアニメの世界観とメーカーの思いが重なり、大ヒット商品となった。

プラモデルと一線画すリアル感

 ガンプラは、アニメが初めて放送された翌年の昭和55年に商品化された。ロボットアニメのプラモデルは以前もあったが、なぜガンプラはこれほどのヒット商品になったのか。その理由の1つを、ホビー事業部マーケティングチームの柿谷太一朗マネージャーは「スケール(縮尺)の概念を持ち込んだ」と説明する。

 ガンプラは「60分の1」「100分の1」「144分の1」という3つの縮尺を基本とする。縮尺は戦闘機や戦車などのプラモデルにもよく使われる「国際スケール」で、ガンプラは「兵器のプラモデルのような存在」(柿谷氏)となった。

 木や川といった自然も含めて戦場を再現するジオラマの中にガンプラを置くことも、戦車など他のプラモデルと同じ国際スケールだからこそ作りやすかった。ガンプラには従来のアニメロボットのプラモデルとは一線を画したリアリティー(現実感)が持ち込まれたことが大きな特徴だ。