歴史戦 第12部 戦後70年談話(上)

(2)首相「中国には、わが国の率直な思いを受け止めてほしい」 各国の思惑渦巻く 

 14日夕、駐日中国大使、程永華が外務省を訪れ、外務次官、斎木昭隆と会談し、戦後70年安倍晋三首相談話について説明を受けた。程は「一読して本国に伝える」と述べたという。中国が談話に強い関心を持っていることをうかがわせる。

 国営新華社通信(英語版)は談話について速報し、「過去のお詫びに言及したが、未来の世代は謝り続ける必要はないと述べた」と批判的に報道した。

 韓国外務省当局者によると外相、尹炳世は14日午後7時すぎに電話をかけてきた日本の外相、岸田文雄に「説明と談話の内容を綿密に検討し、われわれの立場をすぐに明らかにする」とした上で、「日本政府の誠意ある行動が何よりも重要だ」と強調した。聯合ニュースが伝えた。

 談話では、韓国が「解決」を強く求めている慰安婦問題について、「戦場の陰には、深く名誉と尊厳を傷つけられた女性たちがいたことも忘れてはなりません」などと2回にわたって、間接的に触れるなど一定の配慮を示した。

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