河野氏「韓国の国内にもいろんな議論がある。謝ってくれればいいという人もいれば、謝っただけでは済まないという状況もあって、向こう側も相当、国内事情で揺れている。それは、確かに揺れている。
政治だから、国内の状況をまったく無視してというわけにいかない。しかし、国際的な約束なら、国内事情がどうであれ、国際的な約束として守るということにならなければならない。国際的な約束というほどの固いものがあるかどうかという問題もある。
それと(戦後70年の首相談話に関する有識者会議『21世紀構想懇談会』の)報告書を読んでみたが、こっちも謝っているんだから、向こうもだって何か言わないといけないというのでは、向こうは怒る。向こうのことまで言うべきではないと思う。こっちはこういうんだから、お前の方もこういうべきだというんだけど、それはそういう性質のものではないと思う」