河野元衆院議長発言

(3)「慰安婦の強制連行はあった」

 どうしてそんなに我慢しているのか。どうも中国の国内事情があって、経済状況が芳しくないというところに問題があるのではないか」

 --慰安婦問題のメルクマールになったのは、河野談話だ

 河野氏「多少誤解があるかもしれないが、河野(官房長官)談話における慰安婦問題は、日本のいわゆる『従軍慰安婦』といわれた人たちの全体について調査をして、全体について書いている。

 韓国の問題にしぼって書いているかというとそうではない。宮沢(喜一元首相)さんが韓国に行って演説をされたときに言われたものだから、とりわけ朝鮮半島については特化して3行ほど書いたが、それ以外では全体の慰安婦問題を書いている」

 --河野談話発表後の記者会見で、記者から強制連行はあったという認識でいいか、と質問された。それに対し河野氏は「そういう事実があったということで結構です」と答えた。公文書の記述など客観的な文書は見つかったのかという質問には「強制ということの中には、物理的な強制もあるし、精神的な強制もある。精神的な強制は官憲側の記録に残るというものではない」と答えた。いわゆる慰安婦の議論をするときに、強制性というのは集めるときに日本の軍、業者の誰かによって、強制的に集められたかどうかが問題だ

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