「見守りネットワーク」来月開始 奈良市 認知症高齢者の徘徊防止へGPS端末貸し出し - 産経ニュース

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「見守りネットワーク」来月開始 奈良市 認知症高齢者の徘徊防止へGPS端末貸し出し

 認知症の高齢者が徘徊(はいかい)で行方不明になるのを防ごうと、奈良市は希望者にGPS(衛星利用測位システム)端末を貸し出し、通報先を表示するQRコードシールを配布する「安心・安全なら見守りネットワーク」を、9月1日から実施する。

 親族らの申請に基づき、認知症の疑いがある人の住所、氏名、身体的特徴、症状などの情報を登録。情報は衣服などに付けるQRコードシールで確認でき、行方不明になった場合は市から関係機関に連絡、情報が捜索活動に活用される。希望者には居場所を把握できる携帯型GPS端末を貸し出し、初期費用(7000円)は市が、基本料金(月額500円)などは利用者が負担する。

 市長寿福祉課によると、市内の認知症患者は7月1日時点で推定1万5236人とされる。5年前より約2500人増加しており、昨年は行方不明になった高齢の認知症の男性患者1人が山林で亡くなった。

 市は認知症に関する正しい知識を持つ「認知症サポーター」の養成も進めており、昨年度末までに8151人が登録。仲川げん市長は「高齢化が進む中で、見守り対策は急務」と話した。

 ネットワークに関する問い合わせは、市長寿福祉課(0742・34・5439)。