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監禁1週間「どんどん好きになった」 21歳年下女性をしばりつけた男の歪んだ愛情

 発覚から約7時間後の同日午後3時ごろ、同署に男の声で「出頭したい」と電話があった。渡辺容疑者だった。同署にはすでに多くの報道陣が詰めかけており、混乱を避けるため、同署は目白駅前交番に出頭するよう指示。監禁容疑で逮捕した。

事前にレンタカー、粘着テープ準備

 同署によると、渡辺容疑者は1月ごろ、女性(22)と出会い系アプリを通じて知り合った。数回会ったが、女性は渡辺容疑者の行動や言動に異常なものを感じ、「人間性が怖い。もう関わりたくない」と思うようになったという。

 しかし、「会ううちにどんどん好きになった」という渡辺容疑者は、連絡を試み続けた。

 無視を決め込む女性にしびれを切らした6月1日夜、偽名を使って電話。女性を女性の自宅近くのJR東川口駅(埼玉県川口市)に誘い出した。

 「嫌がられたら、無理やりにでも連れ去ろうと思っていた」

 渡辺容疑者は、この日のために借りたレンタカーの車内で女性と話し込んだ。そして女性が帰ろうとすると、いきなり両手足を用意していた粘着テープで縛り、大きな袋のようなもので包んで自宅に連れ込んだという。

 現場マンションの近所の住民は、「おとなしい印象の人だったが」と驚きを隠さない。

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