シンドラー

「まさか社員とは…」 憤る各地のマンション住民

閉じ込めが発生したエレベーター=12日、東京都杉並区(三宅令撮影)
閉じ込めが発生したエレベーター=12日、東京都杉並区(三宅令撮影)

 「原因不明の閉じ込めがあったとは聞いていたけど、まさか安全点検を行うべき社員がやっていたなんて」。シンドラーエレベータの元社員が故意にエレベーターを止めていたことが発覚し、7月30日、31日に相次いで閉じ込めが発生した東京都杉並区のマンション「URプロムナード荻窪4号棟」の住民らからは驚きと憤りの声が聞かれた。

 10階建ての同マンションではエレベーターは住民の足として生活に欠かせないだけに、7階に住む主婦(34)は、「入居者には子供も多い。エレベーターを悪意ある人が堂々と操作できていたと思うと本当に怖い。もう安心できないので、業者を変えてほしい」と訴えた。

 現地に駆けつけたUR都市機構住宅経営企画チームの白須英樹チームリーダーは「本当に信じられない。シンドラー社には全容解明を強く申し入れています」と話した。

 最も長時間の閉じ込めがあった大田区新蒲田の「シャレール新蒲田」のエレベーター前には、シンドラー社からの報告内容を知らせる12日付の張り紙があった。

 住人の40代の女性会社員は、「同社のエレベーターではこれまでにも事故があったので、以前から嫌だなと思っていた。暑い中、長時間閉じ込められれば、死んでしまうかもしれない。(閉じ込められたのが)私だったかもしれないと思うと恐ろしい。どんな理由であれ許せない」と話した。

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