Mr.マリックが30年前の超魔術ブームの裏側を激白 「帰宅したら知らない女性が…」

 (番組を見返すと、自分が)とにかく怪しすぎますね(笑)。うさん臭いですよ。マジシャンというのは、最初に怪しまれるのは袖ですから、『11PM』の頃は袖をまくっていたんです。でも、スタイリストに「ちょっと格好悪い」といわれてやめました。それから、上着の前を締めて、体から何かを取り出すことを排除した衣装にまとまったんです。それまでのようなマジシャンの匂いのしない格好をしたことが、新鮮だったのかもしれませんね。

 タレントさんたちも、やっぱりギャラも高いからか、リアクションがすばらしかったですね(笑)。一流のタレントさんのリアクションにずいぶん助けられました

 生放送でなくて良かった、ということはたくさんありましたね。マジシャンは、何が起きるかあらかじめ言わなければ、失敗しても逃げられるんですね。何かを出そうと思って出なくても、次へ進んでしまえばいい。でも、超魔術として「今から書いた文字を当てます」とか言ってしまうと、失敗するとはっきり分かってしまうんですね。

 それで、ずいぶんボツになりましたね。ただ、その分、予備もたくさん用意していました。3つやって、いいものを2つ使ってくださいとか、編集で助けていただくこともありました。(収録が)夜中の3時くらいまでかかったり、ギリギリでした。

 新しいものをやるにはリスクが伴います。普通、私たちは成功例をたくさん作ってからテレビにかけるんですが、あの当時はとにかく時間がありませんでした。

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