サッカー通信

復活なるか!? 監督交代の新生鹿島が2連勝 「常勝」遺伝子の継承が喫緊の課題

 新体制での船出となった7月25日のFC東京戦では、柴崎の先制点から追いつかれたものの、最後は昌子が柴崎のCKを頭で押し込んで勝ちきった。柴崎は「とにかく勝ちが欲しかった」と、新生チームが抱いていた危機感を隠さなかった。

 続く7月29日の鳥栖戦は敵地に乗り込んだ。後半42分から立て続けに3点を奪い圧勝。均衡した展開から勝ちきる、かつて鹿島が誇っていた勝負強さを感じさせた。酷暑の中、体力的に厳しい終了間際にゴールを積み上げた成果は大きい。

 短期間で結果を残せた一因は、石井新監督が練習で選手に求めた姿勢にある。「練習から勝負しよう」と呼びかけ、公式戦さながらの緊張感を選手にもたらした。チームのある幹部は「激しく削り合う場面が増えた」と明かしてもいる。

 セレーゾ前監督は練習でスライディングをしないよう選手に指示したこともあったという。かつての鹿島は、公式戦さながらの激しいぶつかり合いが多い練習で選手同士が定位置を争った。濃密な練習こそが、強さを支える源泉だった。