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J1鹿島は7月21日、16年ぶりとなるシーズン途中での監督交代に踏み切った。セレーゾ監督を解任、後任に石井正忠コーチを昇格させた。新生チームはその後、リーグで2連勝。指揮官交代によって、「常勝」チーム復活への足がかりをつかみつつある。現在の主力の多くは、タイトル獲得の主役を演じた経験を持たない「非常勝」選手たち。石井新監督は1993年のJリーグ草創期から鹿島でピッチに立っていた。「非常勝」の選手が「常勝」へと変貌できるのか、正念場だ。
セレーゾ監督解任は、7月21日朝の緊急役員会の議題となって話し合われ、決まった。2ステージ制に移行した今季の第1ステージは負け越しての8位に終わり、巻き返しを期した第2ステージも、そこまでで11位と低迷していた。
石井新監督は1993年のJリーグ草創期から鹿島でピッチに立ち、1年だけ福岡でプレー。引退後は鹿島の育成組織で指導者を始めたまさに生え抜きの人材だ。国内で16冠を獲得してきた「常勝」チームの遺伝子を持っている。