ソウルから 倭人の眼

戦後70年首相談話に手ぐすね引く韓国メディア 内容どうであれ、すべて「反日」の理屈とは…

 むしろ、韓国メディアには「forced to workではなく、forced to labor」の表現であるべきだ-とのより細かい要求が見られた。また、登録決定後に岸田外相が「forced to work」について「強制労働を意味したものではない」と発言したが、これについても韓国メディアでは、予想どおりの反発が出た。

 ただ、いずれも韓国の思うままにことが運んだことへの満足感や快感が漂う一種の難癖のレベルだ。それよりも、韓国メディアには「われわれが努力して日本に何かをしてやった」式の「してやった論」が目立つ。日韓外相会談にしても、韓国紙には「韓国が関係改善に向けて手をさしのべた」という主張が多かった。日本の世界遺産登録実現も似たふうに解釈されている。

 竹島の領有権を記載した防衛白書に韓国政府は反発し、21日に外務省と国防省はソウルの日本大使館の総括公使と防衛駐在官をそれぞれ呼び、強く抗議した。現に、この日に発表された外務省報道官による声明は「国交正常化50周年に合わせ、韓日両国の新たな未来を開いていこうというわれわれの努力を無実化させる行為」と、日本を批判する一方で「韓国側の努力」を強調している。

日本の反安倍世論に活路?

 一方、韓国メディアは、安保法案を強行採決した安倍政権に対し、日本国内で批判が起きていることに着目。安倍政権批判の炎を燃え立たせている。

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