ソウルから 倭人の眼

戦後70年首相談話に手ぐすね引く韓国メディア 内容どうであれ、すべて「反日」の理屈とは…

 尹炳世(ユン・ビョンセ)外相が日韓国交正常化50年の記念日(6月22日)に合わせて就任後初めて訪日し、岸田文雄外相と会談。日本の世界遺産登録について注文をつけた尹外相は、韓国側の主張に念を押し、双方は韓国の推薦案件(百済の歴史地区)とともに日韓が登録で協力することで完全に一致した。

 ところが、ドイツで開かれた世界遺産委員会の審議の場では、韓国側の登録に日本が約束通りに賛成を表明する一方で、日本側の登録に関しては韓国の執拗(しつよう)な対日妨害工作が最後まで展開されたという。

 結局、韓国側の要求をのむかたちで日本代表団は「意に反して厳しい環境のもとで働かされた(forced to work)」と登録決定後に言わされるはめに。尹外相は「われわれの正当な懸念が忠実に反映されるかたちで決定されたことをうれしく思う」と満足げに韓国の外交的勝利を強調した。

「してやった」とのお仕着せ論

 日本政府は「朝鮮人の徴用は当時、朝鮮半島を(日本として)統治していた日本の徴用令に基づくもので、韓国が主張する強制連行には相当しない」との立場だ。しかし、韓国では尹外相の言葉にみられるように「日本が強制連行による強制労働を認めた」との認識が一般的だ。

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