悔しさバネに世界に挑戦 バトン日本代表、新潟の中3・岩渕圭登さん

 10、11日、カナダ・アボッツフォードで開かれる国際バトントワーリング連盟(IBTF)のグランプリ大会に、新潟市東区の岩渕圭登さん(14)=同市立東石山中学3年=が初出場する。6日に日本を出発する岩渕さんは「今まで練習してきたことをすべて発揮して、期待に応えたい」と決意して、世界へ挑戦する。

                     ◇

 岩渕さんが6歳のとき、母のかおりさん(42)がバトンスクールを開校。遊びでバトンを回してみたところ、「うまくできた」(岩渕さん)ので、取り組むようになった。

 初めは楽しむ感覚だったが、プロトワラーの稲垣正司さん(37)の演技を見るなどして5年生のとき、「本格的に世界を目指す」と決意。かおりさんとの練習も技の質を上げ、正確さにこだわるようになったという。左手の強化も必要だとして、食事のはしや勉強のペンも左手で持ってトレーニングにしている。

 そのかいあって、今年3月にさいたま市で行われた全日本選手権で、1本のバトンで演技する「ソロトワール」男子ジュニア3位、2本使う「トゥーバトン」では中学4位になり、男子ジュニアの日本代表に選ばれた。

 演技は、手でバトンを回すだけではなく、音楽に合わせて、ひじや首だけで回したり、10メートル以上の高さまで投げ上げて、その間に何回も側転してから受けるなど、ダンスや新体操のような要素もある。

 岩渕さんは昨年8月、イギリス・ノッティンガムで行われたグランプリでは現地の控え選手だった。「あと少しで出られたのかと思うと悔しい半面、正選手の練習の仕方や外国人選手の技術を間近で見られて勉強になった」といい、その経験がバネになった。

 現在は暑さの中、1日4~6時間の練習をこなしている。

 先月末には、県庁に高井盛雄教育長を訪問。「応援してくれる方々の期待に応えられるよう頑張ってきます」と決意を表明した。かおりさんも「昨年、悔しい思いをしたが、今年は悔いなく最後まで全力を尽くしてほしい」と期待している。

会員限定記事会員サービス詳細