日本とASEANの外相級が会談 城内外務副大臣、南シナ海で中国への懸念共有

 【クアラルンプール=吉村英輝】日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相会議が5日、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれた。日本からは岸田文雄外相の代理で城内(きうち)実外務副大臣が出席し、東シナ海や南シナ海で進出圧力を強める中国への懸念をASEAN側と共有した。

 日本政府によると城内氏は、太平洋からインド洋に至る公海上での航行の自由の重要性を指摘。また、中国によるガス田施設の軍事利用の恐れが指摘される東シナ海の現状を説明した。

 一方、ASEAN側の複数の国からは、中国が建設を進める人工島が「軍事目的」だと言及し始めた南シナ海情勢に対する懸念が表明されたという。

 双方はまた、国際法に従った領有権紛争処理が重要との認識で一致。南シナ海の紛争回避に向けた「行動規範」の早期策定の必要性でも意見を交わした。

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