高校野球

甲子園の見どころはここだ! 2枚看板擁する東海大相模が軸 敦賀気比は春夏連覇目指す

 高校野球100年の節目を迎えた今大会。優勝候補の筆頭は、左右の二枚看板を擁する東海大相模(神奈川)だろう。エースナンバーを背負う小笠原は最速150キロを誇る本格派左腕。右の吉田は昨夏の神奈川大会決勝で20奪三振を記録し、ともにプロから熱視線を注がれる。7試合で55得点を奪った打線も強力で、激戦区を危なげなく勝ち上がった。戦後最長の9年連続出場を果たした聖光学院(福島)との一戦は興味深いカードだ。

 選抜王者の敦賀気比(福井)は福井大会決勝を延長サヨナラで制し、地力の高さを示した。初戦でぶつかるのは難敵の明徳義塾。ここを突破すれば、史上8校目の春夏連覇も見えてくる。

 3年ぶりに返り咲いた智弁和歌山は、投打のバランスが取れた好チーム。初出場7校のうち、上位進出が期待されるのが大阪偕星学園。大阪大会準々決勝で昨夏の覇者、大阪桐蔭を破った勢いを見せつけるか。

 第1回大会の出場校では、早実(西東京)と鳥羽(京都)が49代表校に名を連ねた。早実の清宮は1年生ながら、清原(PL学園)や松井(星稜)といった甲子園を沸かせたスラッガーと比較される逸材。大会第3日の聖地デビューは大きな注目を集めそうだ。(細井伸彦)

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