薬物依存症からの回復目指す女性専用施設を高松に開設へ

 薬物依存症の回復を支援する民間リハビリ施設「香川ダルク」(高松市)の村上亨代表(49)は31日、市内で開かれた社会奉仕団体の会合で、女性専用のリハビリ施設の開設準備を進めていると発表した。村上代表は「薬物依存に苦しむ女性に相談できる場所を提供したい」と話している。

 香川ダルクは平成23年12月に開所。これまで100人以上の薬物依存者たちの更生を支援してきた。

 施設の入所者はグループミーティングや運動などの回復プログラムを受けながら1年以上の共同生活を送るため女性の受け入れが難しく、これまで専用施設を持つ他県のダルクに紹介するなどして対応してきた。

 この日の会合では、香川ダルクのスタッフで、女性専用施設の施設長に就任予定の櫛田さゆりさん(50)が講演。18歳からアルコール中毒になり、その後30年以上摂食障害になったという自身の経験を紹介し、「女性たちが、ありのままの姿を認め合える居場所をつくりたい」と語った。

 香川ダルクは今後、新施設に向けた寄付を募るほか、入所者の流木アートの作品を販売するなどして開設資金を積み立てることにしている。

 女性専用のリハビリ施設は高松市内で年内に開設予定。定員は12人程度を予定しており、すでに3人が入所を希望しているという。