井上ヨシマサ30周年 秋元康にささげる「YDD」 曲にダメ出し…鍛えられ

 最新アルバムには、2人が手掛けたAKB48のヒット曲のカバー「真夏のSounds good!~アコースティックver.~」も収めた。原曲の制作過程もSNSで公表。修正部分のやり直しを秋元に依頼されたとき、「僕が言い返す前に(SNSを見た)みんなが『かわいそう』などと言ってくれて、精神的負担を軽くしてくれた」と振り返る。

 この曲で日本レコード大賞を受賞。「メロディーを浮き彫りにしたかった」というカバー曲では、井上の歌声とピアノの音を寄り添わせ、作曲家の手腕も発揮した。

 そんな井上のキャリアは長い。昭和60年7月に発売された歌手、小泉今日子(49)のアルバムに曲を提供したのを皮切りに作曲生活をスタート。CMソング「それぞれの夢」を手掛けるなど実績を重ねてきた。今年8月1日には30周年記念ライブを東京・六本木のライブハウス「morph-tokyo」で開催、自叙伝エッセーも発売する。SNSを活用する一方、東京・秋葉原のAKB48劇場で来客の反応を観察し、制作活動に生かしてきた。SNSと現実生活のバランスをうまく取る希代の才能が曲をヒットに導くのだろう。

 記念ライブの問い合わせは「Zen-A」(電)03・3538・2300。

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