ダムへの理解深めて 八ツ場工事現場を報道陣に公開

 国土交通省八ツ場ダム工事事務所は30日、現在進めている八ツ場ダム(長野原町)の本体工事現場を報道陣に公開した。8月11日からは一般向けの現場説明会も開始する予定で、今しか見られない工事現場を観光資源と捉え地域の活性化につなげると同時に、ダムに対する理解を深めてもらうことが狙いだ。(大橋拓史)

 8月11日から始める現場説明会は「よくばりコース」と「本体みっちりコース」の2コースを用意。

 よくばりコースは、JR長野原草津口駅の真横に8月2日、オープン予定の「長野原・草津・六合ステーション」を発着地点に、ダム湖に架かる橋としては最長の「不動大橋」(長さ590メートル、高さ約80メートル)を経由し、本体工事現場に至る。

 みっちりコースは平成25年4月にオープンした「道の駅 八ツ場ふるさと館」を発着地点に、川原湯地区などの代替地を通り、本体工事現場に至る。

 所要時間はいずれも1時間半程度で、参加費は無料だ。

 30日に公開された本体工事現場は、ダムのコンクリートを打つ前段階の「本体掘削作業」中で、ダムに耐えられる固い岩盤にたどり着くまで、重機で斜面を掘り起こしている。

 ダム本体の高さは川底から116メートル、標高にすると586メートルの地点になり、ダムの横幅は約290メートルに及ぶ。

 また、この日は特別にダムの南側に位置する「骨材プラントヤード」も公開した。ヤードでは近くの原石山から採取した石を破砕しふるいにかけることで大きさ別に分ける。これらの石はベルトコンベヤーで本体工事現場まで運ばれ、生コンの材料になる。

 申し込みは1人から可能で、参加希望日の1週間前までに予約が必要。よくばりコースの問い合わせは長野原観光協会(電)0279・82・2045、みっちりコースはふるさと館(電)0279・82・0279。